2016年1月17日日曜日

昔話

今日は朝からソワソワ、心がキューや
キュン、ドキドキが納まりません。
これは、もしかして恋?いや心臓病?
日曜の朝から訳の分からん事を書いて
すみません。

エーイなにかして気を紛らわそうと今
ブログを書き始めました。

先週の続きですね

時計の話かな?

そうそう先週のブログ読まれて時計を
決心され購入されたお客様、Barで
一杯おごらせて頂きます。
Bar定休日でもOKです。
お話し聞かせて下さい。
大事な時計は天川に持ってこなくても
いいです。いや持って来ない方がよい
と思います。
なんせ大自然、近畿の秘境ですから
もし岩などで傷など・・・大変です。



では昔話でも書きますか!
キャンプ場の成り立ちでも!


今から12年前会社をやめました。
(大手ゼネコン)
実家の建設会社に入社しました。

スーツ、鞄、革靴、時計はいらない。

これからは1から現場それも職人と
して働く

決心して現場に入りました。

2月の一番寒い時期
毎日、コンクリート、土、重量物そして
高所、30歳でまだ若く、力もありましたが
なれない仕事つらかったですね!

まあつらくても高校、大学時代を思い
出すと、

こんなぐらい、

ははは笑っていました。

社長(親父)は、現場では、素人の私
には厳しく、営業では全てを任せる。
自分の父親を褒めるのは、恥ずかしい
ですが、素晴らしい経営者でした。

なので営業は強気でいきました。
社長から権限を全て任されてるから!
サラリーマン営業の弱さも全て知って
いるから

「社長に聞かないと決めれません」

などと言う営業マンがいれば、

「もう来るな!決めれないやつが来て
俺の時間がなくなる」

「お前は一番最後にしろ」

やってましたなぁ~


社長(親父)との打合せ楽しかったなぁ

「将来はこうなります」
「その為にはこんなアクションが今から
必要です」

「今から初めて、他の業者より先に
いきましょう」

社長も
「もっと大きくやれ」

「情報は、俺と、お前と、弟のみで内密
にしろ」

「失敗しても責任は俺がとる」

こんなドラマの中だけのセリフ初めて
聞きました。

前の会社では
本当の危機の時上司がだれも引いて
いない、ありましたなぁ~

会社の中にドロボーのような上司が
たくさんいましたなぁ~

だからこそ
毎日、昼は現場、夜は営業、布団に
入っても頭の中で段取りシュミレーション
車での通勤時間も頭の中で仕事
身体が壊れても良いと思いました。


家族には・・・・・・・・

まだ娘は生まれたばかり

嫁よ、すまん

家族を思わない代わりに仕事は順調
でした。
プロジェクトも100%成功させました。
他の建設会社から後継者がいないので
社長をしてくれとも。
親父と弟と離れたくないので断りました
いや本心は親父と弟と競争したくない
これです。
やはり、血より濃いものはない!
(真田幸村が好き、これだね)


会社も大きくなり

親父から今後は、建設業以外の仕事
も必要!

他業種に踏み込みました!
(天川村の基幹産業林業)

しかし天川村は田舎

田舎の人は、閉鎖的です。

都会に出ればコンビニの前にコンビニが
弁当屋の前にコンビニが
普通のことです。
それにより、お客様がたくさんこられる。
それは選べるから!
美味しいもの、サービスが良いもの
より良いものが選択できる。
またここで買い物しよう。
必ずこうなる。


しかし田舎ではだめでした。

事業は成功しても村人の心をつかむ
事はできませんでした。

(なぜ建設業してるのに、俺らがして
いる昔からの仕事をする)
(俺らの仕事が奪われる)


いつも思っていました。
嫌がらせしたり
噂話したり
そんなことする時間があるなら

努力すればよい!

誰にも負けないぐらい!

それが底上げになるし
何より施主(お客様)が満足される。


私、やるからには勉強します。
それも徹底的に!
もう身体が頭がちぎれるぐらい!


よく下請けの若い社長の相談を聞きま
した。

「どうすれば会社大きくなる?」

「お前、建設業の資格勉強してる?」

「頭悪いから取れないです」

「いやそう言う事ではなく、勉強してる?」

「仕事忙しくて」

「仕事終わって、家で何してる」

「飯です」

「いやだから勉強は?」

「・・・・・・・」

これです。

村人と同じですな!



30歳半ば毎日ギラギラしていました。
親父ほどの年の土建屋の社長と、
会えば、侃侃諤諤していました。


それを見ていた社長(親父)が
私の能力をもっと引き出そうと思ったのか
継続的に続けられる事業をしろ
会社に外貨を入れる仕事を!

その時はやりがいのある仕事
うれしかったなぁ

そして

「金は使ってもよい」

「口は出さない」

「相談には乗る」

「5年後には成功していろ」

男としてこんな事言われると燃えますね!

夢があるよねぇ~



新規事業ノートに書きまくりました。

①吉野でするなら、吉野で成功している
 事業をしょう。

②民間も官庁もやっている事業

③建設業が生かせる事業

④俺が楽しいこと

⑤お客の笑顔を見たい

100以上書いたかな?

吉野はいずり回りました。

それで該当したのがキャンプ場

近畿の有名キャンプ場見学しまくりました



初めてのサービス業


会社からの莫大な設備投資


失敗出来ない


村人からは今度こそ失敗するぞ!
(村人は噂話大好き)
(そして、これを教えてくれる人もいる)
(ハハハハハ 小さい村)


半年とことんキャンプ場について勉強


図面も半年かけ製作


天川村皆同じログハウス
根来さん(一平君の親父)の付き合い
のあるログ屋を皆使う。

安心するから!

根来さん以外オリジナリティなし!

天川にない
フィンランド産ログハウスを輸入

お客様かわいいと言ってくれる。


プール、皆に陰口言われた。
(川、谷あるのにバカ)

親父、弟、家族だけが認めてくれた。
(今は誰も言わない)
(けなしてた人間が褒めてくれる)



方向性、設備の購入、図面
将来の展望 完了

さあ建設開始!

気力体力充実

半年かけて考えたキャンプ場が
半年かけて建設完了
(休みは正月2日間)

こんな感じでキャンプ場が完成しました。


設備には自信がありました。

しかしお客様との距離が!

一番難しい!

家族皆で努力をしました。

その後、

昔の建設業の時代が終わり

新しい建設業の時代へ

親父が引退

本社社長は弟がなりました。

本社経営、私から身を引き

キャンプ場経営へ



私本当にキャンプ場の仕事できて嬉しい。

お客様家族の優しさに触れる事が出来る

自分で言うのも変ですが、私本当に
キャンプ場はじめて優しくなりました。

自分自身でビックリするぐらい。
(本当に同一人物?)


オフシーズンは家族との時間がたくさん
取れます。

嫁とは今、ラブラブです。(笑)



今、娘は自分の力で将来を切り開いて
います。
まだ小学校6年生なのに

今日3年努力した結果がでます。

私の心臓がドキドキ朝からなっています。